fMRIを用いたソフトブロックの脳への影響
増産ブロックの脳組織代謝への影響:
脳室内の脈絡叢の血液の循環を改善し、脳脊髄液を増産させると共に脳の活性化を図る
増産ブロック結果:
大脳基底核の尾状核のみの賦活化が認められた。狭い部位のみの賦活化。

プライマリーブロックⅡの脳組織代謝への影響:
全身の形体のバランスを取り、脳脊髄液の流動性の改善を図る
プライマリーブロックⅡ結果:下記の部位で賦活化
- 右小脳 前葉 結節 後葉 小脳扁桃
- 左辺縁系 鉤(後嗅内皮質) 帯状回(背側後帯状皮質)
- 右島皮質
- 右大脳基底核:前障 尾状核体部
- 左後頭葉:二次視覚野V2
- 右後頭葉:二次視覚野V2 二次視覚野V2
- 左頭頂葉:視覚連合野V3(楔前部) 縁上回 縁上回
- 右頭頂葉:一次体性感覚野 視覚連合野V3(楔前部)
- 右側頭葉:上側頭回 中側頭回 側頭極 一次聴覚野 下側頭回
- 左側頭葉:上側頭回 角回 側頭極 下側頭回(下側頭回)
- 左前頭葉:膝下野 下前頭回 前運動野・補足運動野 前頭極
- 右前頭葉:前運動野・補足運動野 下前頭回(三角部・弁蓋部) 眼窩前頭野 前頭前野背外側部 前頭眼野 下前頭前野
第三者機関の検証データ
以下の表は、実際にヒトの前頭葉の脳組織にCSF脳呼吸法が如何なる影響を与えているのかを、非侵襲的でリアルタイムに脳組織の組織全血液量、脳組織脱酸素化血液量および脳組織酸素化血液量をレーザー組織血液酸素モニター(オメガモニター、BOM-L1 TRW)を用いて測定し、検証したものである。
※測定方法の開発および検証は横山幸三先生のご協力によるものです。 「横山幸三 先生:元鹿児島大学助教授(現:横山全身管理センター所長)」
- 1.測定方法
- 測定装置:レーザー組織酸素血液モニター(オメガモニター、BOM-L1 TRW、オメガウェーブ株式会社、日本)
- 2.測定項目とその測定意義
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- 1) 組織酸素化ヘモグロビン量
- 酸素化されたヘモグロビン量の測定により、組織にどれだけの酸素が運搬されたかを評価できる。したがって、CSFプラクティスが脳組織への酸素供給にどのような影響を与えるのかをリアルタイムに検討した。
- 2) 組織脱酸素化ヘモグロビン量
- 脱酸素化されたヘモグロビン量の測定により、細胞が酸素をどれだけを消費したかが評価できる。したがって、CSFプラクティスが脳細胞の酸素代謝にどのような影響を与えるかをリアルタイムに検討した。
- 3.測定方法
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- 1) 780nm, 810nm, 830nmの3波長のレーザー光を照射するプローブを左右の前頭部皮膚に置き、プローブからそれぞれ2cmと4cmの位置に受光部を置き、前頭部皮膚から2~4cmの深さの脳組織酸素化ヘモグロビン量と脳組織脱酸素化ヘモグロビン量だけを抽出して測定した。
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- 1) 被験者は仰臥位にし、プローブと受光部を装着して10分間安静にし、1分間の平均値をコントロール値とした。
- 2) CSF脳呼吸を被験者に行わせ、組織酸素化ヘモグロビン量と組織脱酸素化ヘモグロビン量を測定した。
- 3) 日を改めて再度同じ被験者にソフトブロックを用いたCSFプラクティスを行い、同様に組織酸素化ヘモグロビン量と組織脱酸素化ヘモグロビン量を測定した。
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- 4.結果
- 脳組織に酸素を供給していることが示唆された。さらに注目すべき点は、その供給された酸素を脳組織が盛んに利用し、脳組織の代謝が促進された結果が得られた。このことはCSFプラクティスが組織障害を回復させることと密接な関連性があるものと考えられる。
- パーフェクト クラニオロジー協会
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