このコラムの目次
ぎっくり腰の原因と予防|やってしまった時の、やって良いこと悪いことは?
日本人の多くが腰痛に悩まされていますが、中にはぎっくり腰を発症された経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
激痛をともなうぎっくり腰ですが、なぜそのようなことが起こるのでしょうか。こちらの記事では、ぎっくり腰の原因や対処法、および再発を予防する方法についてご紹介しています。
ぎっくり腰とは?その原因は?
ぎっくり腰は医学的に、急性腰痛症と呼ばれる腰痛の一種です。ドイツを始めとしたヨーロッパでは「魔女の一撃」と呼ばれることもあり、洋の東西を問わず多くの方を悩ませています。
それほど多くの方が悩まされているぎっくり腰なのですが、実は、ハッキリとした原因がよく分かっていません。それどころか、腰痛の多くも原因不明とされるケースが少なくないのです。
腰痛やぎっくり腰を引き起こす病気としては、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などがよく知られていますが、腰痛全体で見るとほんの10%程度に過ぎません。
ただ、腰痛を訴えて整形外科や整骨院などを受診する方には、筋肉の可動の緊張や不良姿勢、運動不足、関節の硬さ、疲労や睡眠不足の蓄積といった共通点も見受けられます。
もし、ぎっくり腰になったら
もし、ぎっくり腰になったら、次のように対処するのが基本です。いざというときのために覚えておくことをおすすめします。
- 安静
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ぎっくり腰になったら、まずは無理をせず安静にするのが第一です。無理に動いてしまうと痛みが強くなるだけでなく、症状の回復を遅らせてしまうため注意が必要です。
- 患部を冷やす
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ぎっくり腰の発症にともなって患部が熱を持ち、ズキズキと痛むようであれば、アイスパックなどを利用して一時的に患部のアイシングをおこないましょう。
1時間に10分ほどアイシングすることを繰り返すと、つらい痛みの緩和につながります。ただし、アイシングは発症してから48時間以内に留めるのが基本です。
- 適度に身体を動かす
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ぎっくり腰の急性期(発症してから1~2日)を過ぎたら、無理のない範囲で身体を動かし始めましょう。安静が必ずしもぎっくり腰からの回復を早めないことは、腰痛診療ガイドラインにも明記されています。
とはいうものの、無理な運動などをする必要はありません。日常生活における動作をおこなう程度でも、適度に身体を動かしたことになります。
- コルセットを利用する
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動作にともなって痛みがある場合、コルセットで腰や骨盤まわりを固定する手もあります。ぎっくり腰を繰り返す方は、コルセットを用意しておくとよいでしょう。
- 整形外科や整骨院を受診する
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ぎっくり腰の症状があまりにもつらい場合や、いつまで経っても腰痛が治らない場合、時間の経過とともに痛みが増すような場合は、整形外科や整骨院で見てもらいましょう。
とくに両足のしびれがある場合や、歩行障害・排便障害などをともなう場合、重篤な腰部疾患を発症している可能性があります。自己判断で放置せず、必ず専門家の指導を仰ぎましょう。
ぎっくり腰のリスクを減らす予防と対策
ぎっくり腰はある日突然のように発症するものですが、普段から次のようなことに取り組むと、発症リスクを減らすことが期待できます。
- ストレッチ
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ぎっくり腰を発症される方の多くに、筋肉の緊張や身体の硬さが見られます。そのため、普段からストレッチに取り組み、筋肉や関節を柔軟に保つよう心がけましょう。
スポーツ界や医学界では、股関節が硬いと腰痛のリスクを増すといった定説があります。とくに股関節周囲を念入りにストレッチすることで、ぎっくり腰の発症リスクを下げることが期待できます。
- お風呂で身体を温める
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ぎっくり腰を発症される方の中には、疲労や睡眠不足が蓄積しているケースも少なくありません。そのため、普段から湯船で身体を温めるよう意識しましょう。
お風呂で温まると筋肉が緩みやすくなるだけでなく、睡眠の質を向上させる結果にもつながります。忙しくて時間がない方も、せめて週末や休みの日くらいはゆっくりとお風呂に浸かりましょう。
- 定期的にマッサージを受ける
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自分ではなかなか身体のケアができないという方は、定期的にマッサージを受けるなどして、筋肉を柔軟に保ち、疲労を回復するとよいでしょう。
- 姿勢を改善する
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猫背や反り腰といった不良姿勢を続けていると、筋肉の緊張にともない、ぎっくり腰を発症するリスクが高くなってしまいます。そのため、正しい姿勢を身に付けることも重要です。
まとめ
いったんぎっくり腰を発症してしまうと、激しい痛みに悩まされることはもちろんのこと、回復までに相応のコストおよび時間が必要となります。
また、ぎっくり腰がクセになってしまうと、スポーツやレジャーを楽しむこともできなくなります。そのため、普段からぎっくり腰を予防するという発想を持つことが重要です。今回ご紹介した予防法を参考に、ぎっくり腰と無縁の身体を手に入れてくださいね。
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