整骨院の患者さまが離患する最大の要因とは???

日本には5万件以上の整骨院があるとされており、患者さまの獲得はもちろん、リピーター化が経営安定のカギです。

リピーター化するためには、患者さまの離患を避ける必要があります。しかし、患者さまの離患の原因が分からず、売り上げが減少傾向の整骨院も少なくありません。

こちらの記事では、患者さまが離患する問題の重要性や主な原因、およびリピートを促進するためのポイントについて解説します。

患者さまが離患する問題の重要性とは?

患者さまが罹患する問題点としては主に以下の2つが挙げられます。

  • 売り上げの減少
  • 評判の低下

それぞれについて詳しく解説します。

売上の減少

患者さまが罹患する問題の1つが売り上げの減少です。整骨院の売り上げは基本的に【単価×来院数】で決まります。

患者さまが罹患すれば来院数が減少するため、当然ながら売り上げが減少する結果を招きます。

来院数の減少を補うために単価を上げると、これまで通っていた患者様がさらに離患するといった悪循環を招きかねません。

評判の低下

患者さまが罹患する問題点としては、院の評判が低下する可能性も挙げられます。

患者さまが離患する原因はさまざまで、必ずしも院での対応に不満があったり、施術効果に納得できなかったりしたためとは限りません。

しかし、離患する患者のなかには院に対する不満を抱えており、それを誰かに伝えなくては気が済まない方も少なくありません。

院に対する不満を表明する簡単な方法が口コミサイトへの投稿です。知らないうちに口コミサイトの悪評が増えると、新規患者の来院数にも影響を与えるでしょう。

また、女性患者は男性患者に比べて良くも悪くも話し好きな方が多いため、院に対して悪いイメージを持つと周囲に悪評が広まる可能性があります。

患者さまが離患する主な要因とは?

患者さまのリピーター化を促し、経営を安定させるためには、そもそもなぜ患者さまが罹患するのか要因を知っておく必要があります。

患者さまが罹患する主な要因としては以下の例が挙げられます。

  • 効果が実感できない
  • 施術に飽きる
  • 院内が清潔に保たれていない
  • 適切な声掛けができていない

それぞれの要因について詳しく解説します。

効果が実感できない

患者さまが罹患する大きな要因の1つが、施術効果を実感できないことです。

整骨院にはねんざや打撲だけでなく、慢性的な腰痛や肩こりを訴えて来院される方も少なくありません。

ねんざや打撲は施術効果が分かりやすいのですが、慢性的な症状の場合は「すぐに元通り」と感じる方も多い傾向にあります。

施術者側からすれば効果が出ていると思っていても、患者さまが実感できなければ離患する可能性は高くなるでしょう。

施術に飽きる

患者さまが罹患する要因としては、施術に飽きることも挙げられます。

低周波を流して患部を温め、少しマッサージしてシップを貼って終わりという流れが続くと、マンネリにより患者様の離患を招きかねません。

特に慢性的な腰痛や肩こりをお持ちの方の場合は、もっと良い施術法があるのではないかと次第に「治療院ジプシー」になる方も多いのが現状です。

院内が清潔に保たれていない

患者さまが罹患する原因としては、院内が清潔に保たれていない点も挙げられます。

柔道整復師の男女比に関しては公的データがありませんが、養成施設への入学者はおよそ7:3とされています。

しかし、柔道整復師の資格を取得した女性がすべて整骨院で勤務する訳ではありません。

また、整骨院のなかには昔からの体育会系の気質が色濃く残っている所もあり、女性が働きやすい環境とは言えない施術所も多くあります。

施術者が男性ばかりになると細かい所に目が行かず、院内が次第に不潔になる傾向があります。

女性患者さまは特に院内の清潔さに関して敏感なため、不潔な状態が続くと離患する可能性が高くなるのです。

適切な声掛けができていない

患者さまの離患率が高い整骨院では、切な声掛けができていない可能性があります。

多くの整骨院ではリピート率をアップさせるため、従業員に対して患者さまへの次回来院の声かけを求めています。

しかし、理由も分からず「また明日来てください」と言われても、患者さまの方では来院する必要性が分かりません。

また、院内が混んでいて長時間待たされている患者さまのフォローができていないと、離患率を高める結果となります。

信頼とリピートを促進するためのポイントは?

患者さまから信頼を得てリピートしてもらうためには、以下のポイントを押さえておく必要があります。

  • ビフォーアフターを確認する
  • アフターフォローを欠かさない
  • 院内を清潔に保つ

それぞれについて詳しく解説します。

ビフォーアフターを確認する

患者さまから信頼を得てリピートしてもらうためには、ビフォーアフターの確認が欠かせません。

施術前に患部の可動域などを確認して患者さまに分かるように伝え、施術後にどのような変化があったか伝えましょう。

ポイントは「良くなりましたか?」と聞くのではなく、自信をもって「良くなりましたね!」と声をかけることです。

施術者が「良くなりましたね」と声をかけ、患者さまが「良くなりました」と答えることで次第に信頼関係が築かれ、リピートを促しやすくなります。

アフターフォローを欠かさない

患者さまから信頼を得てリピートしてもらうためには、アフターフォローも重要です。

施術効果を確認するだけでなく、今後の見通しを説明し来院する必要があると伝える必要があります。

また、症状が改善して来られなくなった患者さまも、長い月日がたつと症状を再発するケースが少なくありません。

長期にわたり経営を安定させるためにも、休眠患者を再来させるための定期的なDMの発送を怠らないようにしましょう。

院内を清潔に保つ

女性患者さまは院内が不潔だと離患しやすい傾向にあるため、こまめな清掃で院内を清潔に保ちましょう。

特にトイレが不潔だと女性患者さまの離患を招きやすいため、1日に何度が状態をチェックするのがポイントです。

定期的に専門の業者に入ってもらい、院内を徹底的に清掃するのもおすすめです。

まとめ

整骨院に来院していた患者さまが離患すると売り上げが減少するだけでなく、評判の悪化につながる可能性もあるため注意が必要です。

施術だけに注力するのではなくしっかりとビフォーアフターを確認し、患者さまに施術効果を納得してもらう必要があります。

また、休眠患者の再来を促すために定期的にDMを発症し、女性患者さまの離患を防ぐため院内を清潔に保ちましょう。

真の治療法をお探しの先生へ
CSFプラクティス(脳脊髄液調整法)とは

真の治療法をお探しの先生へ
ご存知ですか?

日本人で唯一
米国のカイロ学会で

最高賞受賞
(アメリカ仙骨後頭骨学会2000年度研究者大賞受賞)

長年にわたり手技療法の最前線で進化し続け、
数多くの有名治療家が影響を受けた治療法があることを。

宮野博隆チャンネル最新動画

CSFプラクティス
体験セミナーのご案内

CSFプラクティス(脳脊髄液調整法)の効果はご自身で体験していただくのが一番です。セミナーで下記のことをお伝えします。

理論

  • なぜ痛みは起きるのか?
  • なにをすれば良くなるのか?
  • からだの歪みはなぜ発生するのか?
  • 背骨の歪みは不調の原因ではないという事実
  • 強刺激のテクニックでは効果が浅い理由

実技

  • 誰でも5秒で効果が出せるソフトブロックテクニック
  • 患者さんへのデモンストレーション法をいくつか紹介