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整骨院の来院人数は?何人来れば人気院?

整骨院や接骨院の経営を安定させるためには、一定数の患者さんに毎日来院してもらう必要があります。では、売り上げを安定させるためには、どれくらいの患者さんに来てもらう必要があるのでしょうか。
また、経営者の方なら一度は、自費診療の導入について悩まれた経験があると思います。そこで、売り上げ安定のための保険診療と自費診療の割合や、自費診療の取り入れ方についてご紹介します。
売り上げ安定のための、自費診療の金額と比率について

整骨院や接骨院では、健康保険を利用して、ケガに対する施術を受けることができます。その場合、患者さんの負担額は1回あたり数百円で済みます。
自費施術の場合は自由に価格設定できるのですが、一般的には10分あたり1,000円でおこなう施術所が多いようです。
ですが、患者さんの一部を自費施術で見るだけでも、売り上げアップにつながります。では、保険診療と自費施術をどれくらいの割合にすればよいのでしょうか。また、価格設定はどのように行えばよいのでしょうか。
逆に、1ヶ月にいくらの売り上げが欲しいのかを考えましょう。例えば、1人の治療院で、1ヶ月の売り上げを100万円にしたいのであれば、1日当たり(休日除く)の売り上げが4万円必要となります。
保険診療で4万円を売り上げたいのであれば、1日に80人の来院は必要でしょう。ですが、80人を1人で対応するのは難しいため、スタッフを雇う必要が出てきます。
自費施術の場合、1時間当たりの施術代を5,000円にすれば8人、施術代を8,000円にすれば、5人を見るだけで目標を達成することが可能です。
保険診療と自費施術に黄金比のようなものはありません。なぜなら、療養費が年々減少傾向にあるからです。そのため、なるべく早い段階で、自費施術の割合を増やしていくことが重要です。
自費診療の最近のトレンド

整骨院や整骨院でも、完全に自費診療へと移行することがトレンドとなっています。完全に自費診療へと移行することには、以下のようなメリットがあります。
- 保険請求の手間が無くなる
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整骨院や接骨院を経営される方にとって悩ましいのが、毎月のレセプト作業ではないでしょうか。
整骨院や接骨院では受領委任という形態を採用しているため、どうしても毎月レセプトの作業に追われることとなります。
自費施術へと完全に移行した場合、毎月のレセプト作業が無くなります。このことは大きなメリットの1つといえるでしょう。
- 1人治療院でも売り上げを大幅にアップできる
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保険診療で整骨院や接骨院を経営する場合、1人ではどうしても限界が出てきます。手は二本しかないので、たくさんの患者さんが来られても、すべてに対応することができません。
そのため、売り上げもおのずと頭打ちになりがちです。自費施術の場合は、自由に価格を設定できます。そのため、技術力と集客力がしっかりしていれば、1人治療院であっても大幅に売り上げをアップさせることが期待できます。
- マッサージ感覚で保険診療を受けに来る人が減る
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保険診療をしている時に悩ましいのが、整骨院や接骨院を「短時間マッサージ屋さん」と思って来る方が少なからずいる点です。柔道整復師はケガや不調を改善するスペシャリストであり、マッサージが仕事ではありません。
ですが、ぎっくり腰や寝違えで来ていた方が、いつの間にかマッサージ感覚で来られるケースは後を絶ちません。完全に自費施術へと移行した場合、そのようなジレンマを解消することが可能です。
整骨院ではどんな人の年収が高いのかを考える

整骨院や整骨院で自費施術を導入する場合、避けて通れないことの1つが患者さんの選別です。選別というと聞こえが悪いのですが、自費施術に移行する以上、ある程度の支払い能力がある患者さんを確保することが求められます。
保険診療から自費施術へと移行した場合、必ず一定数の患者さんは来なくなります。逆に、自費施術でも来てくれる方にはどのような傾向があるのか、どんな仕事をしているのかを分析することで、今後の集客につなげることが可能です。
専門家からのアドバイス

整骨院や整骨院で保険診療しかおこなっていない場合、いずれは経営が苦しくなると思って間違いありません。では、自費施術へと移行する場合、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。
- 圧倒的な技術力を身に付ける
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保険診療だと数百円だった施術代が、自費施術へと移行した場合、数倍から十数倍になることもあります。それがネックとなって自費施術に踏み切れない柔道整復師も多いことでしょう。
ただ、1回あたり数千円の施術代がかかったとしても、圧倒的な技術力で患者さんの不調やお悩みを取り除くことができれば、自費施術に移行しても売り上げを伸ばすことが可能です。
- 段階的に移行する
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いきなり完全自費施術に切り替えると、これまで来ていた方が困ってしまいます。いずれは自費施術に移行することを論理的に説明し、最初は週末だけ自費施術をおこなうなど、段階的に移行することがおすすめです。
- キャッチコピーを考える
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整骨院や整骨院でも自費施術が受けられ、保険診療では改善しなかった症状が良くなると、患者さんに感動を与えることができます。
その感動を、患者さんの知人に伝えてもらい、紹介患者さんを増やすことが経営の安定につながります。その際に重要なことが、治療院のキャッチコピーを考えることです。
「あそこは○○な整骨院だよ」と患者さんが紹介したくなるよう、自分の治療院のウリを考えることが必要です。
まとめ
整骨院や整骨院はこれまでケガに対する施術をおこなう場所でしたが、今後はケガだけでなく、慢性的な症状や精神的な不調に対応することも求められます。なぜなら、すでにパイの奪い合いが起こっているからです。
業界の現状や今後の経営を考えた場合、自費施術への移行は喫緊の課題といえます。思い切って自費施術へと移行、ストレスのない治療院経営を実現
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