整骨院が交通事故治療に参入? | 整骨院・接骨院の交通事故の施術は儲かるのか?

街中にはたくさんの整骨院や接骨院がありますが、中には「交通事故の治療はお任せください」などとアピールしている施術所もあります。

実は、整骨院や接骨院にとって、交通事故患者さんの施術は儲かるので「おいしい」といった側面もあります。今回は、交通事故による怪我を整骨院や接骨院で見てもらう必要性があるのかについてご紹介します。

交通事故治療と整形外科の役割

交通事故の中で多い例の1つが、自動車同士の事故です。自動車事故のトップ3は、後方からの追突事故、出会い頭の事故、右左折無視にともなう事故となっています。

出会い頭の事故がもっとも死亡率の高い事故なのですが、その他の事故にあった場合、骨折や打撲、捻挫、挫傷などの怪我をする可能性があります。

中でも後方からの追突事故の場合、むち打ち(頚椎捻挫)を起こすことが少なくありません。むち打ちは交通事故からしばらくたって、症状があらわれることも少なくなりません。

そのため、交通事故にあった場合、必ず整形外科などの医療機関を受診し、検査してもらう必要があります。

交通事故の後に検査をしておかないと、後になってから首の痛みや腕のしびれが出た時に、交通事故との因果関係が証明できなくなります。

また、自己判断で医療機関の受診を怠った場合、後遺障害が起こっても自己責任となる可能性もあります。

交通事故でむち打ちを起こした場合、整形外科などの医療機関では、牽引療法や薬物療法、装具療法などの治療を行うことが一般的です。

交通事故治療と整骨院・接骨院の役割

交通事故の後療(症状が改善するまでの施術)に関しては、整骨院・接骨院で行うことも可能です。とくにむち打ちの場合、整骨院・接骨院の施術が有効であるケースも少なくありません。

整形外科などの医療機関では、むち打ちにともなう痛みやしびれを解消するために、痛み止めや筋弛緩剤などを投与したり、痛みを抑えるために頚椎カラーを付けたりします。

ですが、そのような治療法は対症療法であり、痛みの根本的な原因を取り除く治療ではありません。症状が長く続く場合、首以外の場所に原因がある可能性もあります。

整骨院・接骨院では、症状が出ている場所だけでなく、症状の原因となる場所を探します。例えばむち打ちの場合、骨盤のゆがみなど、不良姿勢が首への負担を増しているケースも少なくありません。

そのような場合、骨盤矯正などの施術を行い、首にかかる負担を減らすことで、むち打ちからの早期回復を目指すのです。

交通事故の後療を整骨院・接骨院で受けるためには、担当医に整骨院・接骨院で見てもらう許可を得る必要があります。

整骨院・接骨院の方では、自賠責保険の範囲内(上限120万円)で、施術費を得ることが可能です。一般的に、整骨院・接骨院に来られる患者さんの単価は1,000円前後であるため、交通事故の施術は儲かると言えるわけです。

捻挫や打撲の患者さんの場合、数回から十数回の施術で完治することも少なくないのですが、むち打ちの場合、数十回通うケースも少なくありません。

また、保険会社に施術費を請求している間は、保険会社によって院の変更は施術の中断を避けられる傾向にあります。

このように、交通事故の患者さんは定期的に整骨院・接骨院へと通うことになるため、1人当たりの報酬額が多くなるのです。

整骨院・接骨院へ行く必要性について

交通事故の治療は、整形外科で受けることも可能です。では、なぜ整骨院・接骨院に行く必要があるのでしょうか。

骨や神経以外を見てもらえる

整形外科では、レントゲンやMRIといった画像診断に基づく治療を行います。ですが、画像診断では異常が見つからないことも少なくありません。

整骨院・接骨院では、画像診断にはあらわれない、筋肉や筋膜、腱、靱帯といった軟部組織の異常を確認し、症状を改善に導いています。

通いやすい

大きな病院の場合、治療を受けるまで2時間から3時間待つケースも少なくありません。整骨院・接骨院では、それほどの時間待たされることはまずありません。

悩みを相談しやすい

整形外科の医師に比べると、整骨院・接骨院で勤務するスタッフは若い人も多く、患者さんにとって相談しやすい相手となっています。

接骨院・整骨院の交通事故の施術に関するまとめ

交通事故による怪我は、医師の許可を得れば整骨院・接骨院で見ることが可能です。患者さんにとっては、保険会社から治療費がでるため、経済的負担を気にすることなく、気軽に通える点がメリットです。

整骨院・接骨院の側からしても、交通事故による怪我は治るのにじかんがかかるため、自賠責保険の範囲内で報酬を受け取れるのは非常にありがたいことです。

ただし、保険会社の調査によっては、治療費の支給が突然打ち切られるような場合もあります。そうならないためには、弁護士を患者さんと保険会社との間に挟むことがおすすめです。

無料相談に乗ってくれる弁護士もいるので、交通事故患者さんが整骨院・接骨院に来られた場合、そのようにアドバイスしてあげるのもよいでしょう。

また、通院間隔があまりにも開きすぎると、やはり治療費の支給を打ち切られる可能性があります。そのため、通院の必要性を患者さんにしっかり説明することも重要です。

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