整体師の仕事は、施術をおこなうことで対価を得られるだけでなく、患者さんから「ありがとう」といってもらえる素晴らしい仕事です。

ただ、整体師として長く働いていると、整体師だからこそ共感できる、つらい出来事やちょっと笑える出来事が起こりがちです。今回の記事では、そんな「整体師あるある」をご紹介します。

整体師あるある1:自分が腰痛持ち

日本には2800万人もの腰痛持ちの方がいるとされており、整体院にも日々、腰痛を訴えてたくさんの方が来られます。

腰痛の原因や症状は人によって様々で、「朝起きる時に腰が痛む」という方もいれば、「デスクワークをしていると、夕方にかけて腰が痛くなってくる」という方もいます。

整体師の仕事は単に施術をするだけでなく、患者さんのお悩みを聞くことも含まれるため、そのようなお悩みに対して「うんうん、分かります。腰が痛いとつらいですよね」と共感することが重要です。

ただ、そのような共感の裏側で、「自分の方が重症なのでは?」と思っている整体師の方も少なくありません。医者の不養生ではありませんが、腰痛を抱えて施術することはなかなか大変なものです。

整体師あるある2:整骨院との違いが理解されない

整体師の方であれば、一度は「整骨院と何が違うの?」と聞かれた経験があることでしょう。多くの患者さんにとっては、整体院と整骨院の違いは分かりにくいものです。

整体院と整骨院の違いを分かりにくくしている原因の1つが、最近は整骨院でもマッサージや骨盤矯正などの施術をおこなっている点です。

本来、整骨院は健康保険を利用して、ケガ(打撲やねんざ、挫傷)などに対する施術をおこなう場所であり、慢性的な肩こりや腰痛に関しては保険適用の対象外となっています。

ただ、整骨院の数が全国で50,000件を超えた現在、ケガに対する施術だけしていては、整骨院の経営が成り立ちにくくなってきているのも現状です。

そのため、整骨院でも自費でマッサージをおこなったり、整体院のように骨盤矯正をおこなったりする店舗が増えているのです。

整体師あるある3:強く揉んでと言われる

整体師の中には、患者さんに「もっと強く揉んで」と言われたことがある方もいらっしゃると思います。特に中年以降の男性の場合、強く揉むことを好まれる方が少なくありません。

整体にはこれといった定義がないのですが、整体師の中にはマッサージ行為をおこなわないポリシーの方も少なからずいらっしゃいます。

実際、整体院のホームページに「症状の改善に必要のないマッサージ行為はおこないません」とか「マッサージをご希望の方は他の店舗をご利用ください」と明記しているケースも見受けられます。

ただ、施術中に「強く揉んで」と言われると、ついその通りにしてしまう人の良い整体師も少なくありません。整体師が抱える葛藤の1つと言えるでしょう。

整体師あるある4:腱鞘炎は友達

主に徒手によって患者さんの症状改善に取り組む整体師の中には、腱鞘炎に悩まされている方もたくさんいらっしゃいます。

特に施術経験が浅い、若い整体師の場合、力任せに施術をすることが多く、その結果として腱鞘炎を発症してしまうことが少なくありません。

腱鞘炎を訴えて医療機関を受診しても、たいていは「使わないように」指導されるだけなので、痛みと付き合いながら施術をおこなっている整体師が後を絶ちません。

整体師あるある5:家族にマッサージ屋さん扱いされる

家族が肩こりや腰痛を持っている場合、整体の仕事をしていると「ちょっと揉んで」と頼まれることは珍しくありません。

整体の施術法にはいろいろありますが、基本的には筋肉や筋膜の緊張を、手技によって改善することがメインとなっています。

また、経験を積んだ整体師の場合、どこの肌肉が緊張し、その結果、症状が出ているのか簡単に分かります。

いわば、施術を受ける方にとって「かゆいところに手が届く」わけです。もちろん施術自体も心地よいことから、家族にマッサージ屋さん扱いされている整体師は少なくありません。

整体師あるある6:予約がバッティングした経験を持っている

整体の仕事をするときに、絶対にやってはいけないことの1つが予約のバッティングです。特に1人で整体院を経営している場合、予約のバッティングは致命的とすら言えます。

1人整体院なのに、同じ時間に2人の患者さんが来たときの動揺は、経験した方にしか分からないことでしょう。

予約がバッティングする原因の1つが、複数の予約法を採用していることです。直接電話で予約するケースはもちろんのこと、ラインやメール、予約サイトなど複数の予約方法があると、気を付けていないと重複して予約を受け付けてしまいがちです。

よほど理解のある患者さんならいいのですが、人によっては予約がバッティングすると、二度と来てくれないということも考えられます。

まとめ

今回は整体師なら共感できるであろう、「整体師あるある」をご紹介しました。整体の仕事もある意味ではサービスといった側面があるので、なるべく患者さんの要望に応えたくはあります。

ただ、整体師としてのポリシーや技術に対する自負もあるため、その辺の折り合いを付けることが難しく、それが「整体師あるある」の数々を生み出しているのではないでしょうか。

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