整体師の本音を集めてみた（つらい事編）。整体師のつらいこと・大変なこと・苦労など。

整体師の本音を集めてみた（つらい事編）。整体師のつらいこと・大変なこと・苦労など。

整体師の仕事は慢性的な肩こりや腰痛と言った症状を改善することから、ぎっくり腰や寝違えと言ったつらい症状の緩和を図ることまで実にさまざまです。

最近では健康面のお悩みだけでなく、O脚の改善や瘦身など美容の分野でも、整体の施術が注目されることもあります。ですが、どの職種にも言えることですが、整体師の仕事も楽なことばかりではありません。

そこで、今回の記事では整体の仕事をするうえで何がつらいのか、整体師の本音を集めてみました。その上で、整体師の仕事がどんな人に向いているのかも併せてご紹介します。

整体師の本音を集めてみた（つらい事編）

それでは早速ですが、整体師のつらいと感じていることをご紹介します。身体的負担から施術に関するお悩み、経済的不安まで、整体師がつらいと感じていることは多岐にわたっています。

施術後に「まだ痛い」と言われる

整体師の方ならだれでも経験をお持ちだと思いますが、整体師にとってつらいことの筆頭に挙げられることが、施術後に患者さんから「まだ痛い」と言われることではないでしょうか。

せっかく自信をもって施術をしていたのに、まだ痛いと言われると、経験の少ない整体師さんほどショックを受けてしまうものです。

また、まだ痛いと言われたときに、適切なフォローやクロージングができないと、次からその患者さんが来院されなくなる可能性もあります。

身体がつらい

整体師がつらく感じることの1つが、自分の身体がつらいということです。1日に何人もの方を施術していると、自分が腰痛やぎっくり腰になってしまうことも少なくありません。

整体師の仕事には知識や患者さんを安心させるための話術なども求められますが、基本的に肉体労働であることに変わりはありません。

整体師の中には優れた技術を持つ女性の方もいらっしゃいますが、全体的にみると男性の整体師が多いことも、この業界が体力仕事であることの裏返しではないでしょうか。

マッサージ感覚で施術を受けに来られる

整体院に来られる方の層は幅広く、慢性症状の緩和のために真剣に通って来る方もいらっしゃれば、痛くなったときだけ来られる方もいらっしゃいます。また、中にはマッサージ感覚で来られる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん、売り上げになるのであればマッサージ感覚でも全然構わないのですが、治療色の強い整体師の場合、マッサージと言われるとがっかりすることも本音としてあります。

患者さんにしてみれば、マッサージと整体の違いがよく分かっていないだけのことで、マッサージと思わせてしまったことには整体師の説明不足もあります。その背景には、患者さんに対してなかなか強気に出られないことも事実としてあります。

将来への不安

将来への不安も、整体師が抱える悩みの1つです。国家資格を持っていない整体師の場合、柔道整復師の勤務する整骨院・接骨院や、医師の勤務する整形外科とは異なり、健康保険を扱うことができません。

整体院と整骨院の違いが分からない方にとっては、どうしても整体院は高くて、整骨院は安いと思われがちです。

また、整体師にはサラリーマンとは異なり、定年退職という概念もありません。そのため、身体がいつまで持つのかといった、漠然とした不安を抱えている整体師も少なくありません。

整体師を辞める理由で多いものは？

ここまで、整体師がつらいと感じる主なお悩みをご紹介しました。次に、整体師を辞める理由で多いものを取り上げてみたいと思います。

給料が少ない

会社組織で働いている整体師の場合、思ったほど給料が上がらずに辞めてしまう方もいらっしゃいます。独立開業した方が手取りは増えるのですが、それはそれで違った困難もともないます。

身体が持たない

体力がない方の場合、身体が持たずに整体の仕事を辞められる方もいらっしゃいます。整体師が肉体労働であることの裏返しとも言えるでしょう。

勤務時間が長い

整体院の中には、朝の9時から夜の9時まで営業しているような店舗もあり、場合によっては残業代が出ないこともあります。そのため、自分の時間が作れず、整体の仕事を辞めるケースもあります。

整体師の仕事はどんな人に向いている？

ここまで整体師がつらいと思うことや、整体の仕事を辞める理由についてご紹介してきましたが、整体師の仕事にはもちろんやりがいもあります。次のような方は、整体師の仕事に向いていると言えるでしょう。

• 他人の喜びを自分の喜びにできる方
• トライ＆エラーを楽しめる方
• 身体に関する興味が尽きない方
• 日ごろの努力・研鑽を惜しまない方
• 自分自身に投資できる方
• 整体の仕事に誇りを持てる方
• 患者さんの「ありがとう」が何より好きだという方

整体師の仕事は、お金をもらって患者さんから「ありがとう」の言葉が頂ける、素晴らしい仕事です。つらいことや辞めたくなることもあると思いますが、つらい時期を乗り越えれば、きっと楽しくて誇りを持てる整体師ライフが待っていることでしょう。