整体師として独立します！整体師の需要と活躍場所、活躍方法とは？

整体師として独立します！整体師の需要と活躍場所、活躍方法とは？

現在、サラリーマンとして働きながら整体の勉強をされている方はもちろんのこと、実際に柔道整復師や理学療法士の資格をお持ちの方でも、整体師としての独立開業を考えている方は多いことでしょう。

しかし、整体師には特別な資格が必要とされない点や、整骨院や接骨院などの競合が多いといった現状を鑑みた場合、整体院を開業したからといって必ず儲かるとは限りません。

そこで今回の記事では、整体師の需要や現状、今後の見通しを解説するとともに、整体院の経営を失敗させないために必要な技術力の向上についてご紹介します。

整体師の需要と現状

整体師の需要に関しては、今後も比較的安定していると言えそうです。近年の健康志向の高まりもあり、自費であっても健康維持・向上を目的として整体の施術を受けられる方は増える傾向にあります。

ただ、整体師の需要自体は多いのですが、ライバルが多いのも事実です。都市部であれば駅前に必ずといってよいほど整体院があるだけでなく、クイックマッサージなどの競合も多数存在しています。

また整体師として仕事を続けていくには、国家資格者である柔道整復師や鍼灸師といったライバルにも勝ち抜いていく必要があります。

sse そのため、整体師として成功するためには、施術テクニックに優れていることは当然として、患者さんの心理を把握することや、経営マネージメントを学ぶことなども必要となるでしょう。

整体師業界の今後は？

整体師業界の今後に関しては二極化していくことが考えられます。これは整体師に限ったことではなく、柔道整復師や鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師など療術業全般に言えることです。

2020年の新型コロナウイルスの感染拡大により、景気の低迷に歯止めがかからなくなっているだけでなく、2022年に始まったロシアとウクライナの戦争などを受け物価は上がる一方です。

つまり、消費者の財布のひもはどんどん固く閉じられる傾向にあるわけです。そのようなときに消費者は次の2つの選択をおこないます。

1. 物価が上がっているので整体の施術を我慢する
2. 整体の施術で健康を管理して職を失わないようにする
3. 健康に勝る財産はないのでやり繰りして整体を受ける

マッサージ感覚で施術を受けに来ている①の患者さんが多い場合、整体院の今後の経営は苦しくなっていくことでしょう。整体師としての今後を考える場合、②・③の患者層を積極的に取り込んでいく必要があります。

自分の身体や健康に対する意識の高い患者さんをたくさん獲得すれば、今後の経営も安定して推移することでしょう。

高齢化で整体師の需要は高まるの？

高齢化にともなって、整体師の需要はますます高まるものと考えられます。年齢を重ねるごとに人間の身体は若いときのように動かせなくなってくるものです。

また、年を重ねても元気でスポーツや趣味に励んでいる高齢者にとって、健康を維持することは非常に重要な関心ごとと言えます。そのような方たちにとって、整体師は頼もしいパートナーとなるでしょう。

「病気ではないけど何だか調子が悪い」

「腰痛で病院に行ってもシップや痛み止めをもらうだけ」

「膝が痛くて大好きなスポーツを我慢している」

そんなお悩みを抱えている高齢者の方は少なくありません。そのような高齢者をターゲットにすることで、整体院の経営を安定化させる結果につながるでしょう。

整体師には技術力の向上を欠かさない決意が必要

整体師として成功するためには、技術力の向上を欠かさない決意が必要です。整体院に通うような患者さんは、健康に対する関心が高い傾向にあります。

また自分が通っている整体院が、他とは違って特別であってほしいと願うものです。そのために求められるのが圧倒的な技術力です。

「どこに行っても改善しなかった腰痛が整体の施術で治った」

「揉み返しが怖くて施術を避けていたけど、整体の施術なら大丈夫だった」

「不調が起こっても整体の先生に頼めば大丈夫」

このように自分にとって特別な整体院を見つけた方は、リピーターになってくれるだけでなく、優秀な宣伝マンになってくれます。

何らかの症状に悩まされている患者さんにとって、「痛みを取ってくれる」ほど分かりやすい結果はありません。そのためには、常日頃から技術を研鑽し、新たな手法を取り入れる必要があるのです。

まとめ

高齢化が進む昨今、整体師の需要はますます高くなる傾向にあります。ただし、整骨院や接骨院、鍼灸院、他の整体院などライバルが多いのも事実です。

整体師として成功するためには、他の治療院にはない圧倒的な技術力を身につけることが最重要課題と言えるでしょう。

マーケティングや患者心理の把握ももちろん重要ではあるのですが、「整体院に来たらどこに行っても治らなかった痛みが取れた」という圧倒的な技術がなければ話になりません。

ご高齢の方は多かれ少なかれ何らかの不調を抱えているものです。そのような患者層をうまく整体院に取り込むことで、経営を安定させる結果につながるでしょう。