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腰痛は整骨院?整形外科?整体?どれがいいの
腰痛に悩まされている日本人は2,800万人もいるとされており、中にはぎっくり腰など急性症状を発症される方も少なくありません。
では、腰痛を発症した場合、どこで見てもらえばいいのでしょうか。こちらの記事では、整骨院や接骨院の違いや、整形外科、整体の特徴などを詳しくご紹介しています。
整骨院、整形外科、整体の違いとは?
街中にはたくさんの整骨院や整体院、整形外科などがあります。初めて腰痛になった場合、どこで見てもらえばいいのか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、慢性腰痛を抱えている方の場合、有効な治療が受けられなくて改善を諦めているケースも少なくありません。そこで、整骨院や整形外科、整体の違いをご紹介します。自分に合った治療院や施術所を探す際の参考にしてみてください。
医学的な診断・治療をする整形外科
整形外科は一言でいうと、医学的な診断および治療をする病院の一種です。診断や治療をするのは国家資格を持つお医者さんです。
ちなみに、治療という言葉を使っていいのは医師のみです。そのため、整骨院や鍼灸院、整体院などでは治療ではなく、施術という言葉を使っています。
腰痛を訴えて整形外科を受診した場合、始めにレントゲン検査をおこなうのが一般的です。レントゲンで骨のゆがみや骨折などがないか確認し、異常が見られなければ電気治療や薬の処方などをおこないます。
重篤な症状が見られる場合は、もう少し詳しく調べるためにMRI検査をおこないます。ただ、検査をして原因が分かる腰痛は、全体のおよそ15%程度とされています。
そのような腰痛を特異的腰痛と呼びますが、特異的腰痛の大半を腰椎椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症が占めています。
腰椎椎間板ヘルニアには神経根型と馬尾型の2種類があり、神経根型の場合は自然に症状が消失する例も少なくありません。
馬尾型の場合は腰の痛みだけでなく、両足のしびれや歩行障害、排便障害、排尿障害などが見られるため、早急な治療が必要となります。
整形外科でおこなわれる腰痛治療としては、電気療法や牽引療法、薬物療法、運動療法、リハビリテーションなどが挙げられます。
整骨院と接骨院は同じもの?
商店街などを歩いていると、整骨院や接骨院の看板をよく見かけます。一般の方には違いが分からないかもしれないのですが、基本的に整骨院と接骨院は同じものと考えて問題ありません。
整骨院に関する日本最古の書物が「骨継療治重宝記」(1746年)であり、整骨術のことを骨接ぎ(骨継ぎ)と呼ぶようになりました。
その後、オランダ医学の影響を受けて整骨学は独自の進化を遂げます。明治期や第二次大戦後、整骨術は廃止されることとなりましたが、1970年に柔道整復師法が成立し、整骨学は法的根拠を得るに至りました。
もともと整骨術では、骨折部位や脱臼部位の治療をおこなっていたため骨接ぎ(骨継ぎ)と呼ばれていたのですが、最近は骨折や脱臼を起こした場合、整形外科で治療するのが一般的となっています。
そのため、現代では施術所を開業する場合、整骨院や接骨院と名前を付けるようになってきているのです。
整骨院や接骨院では、超音波検査(エコー検査)などをおこない、症状の原因となる炎症部位の特定をおこないます。
その後、患部を冷やしたり温めたりする罨法(あんぽう)と呼ばれる施術をおこない、患部に対して低周波やマイクロ波などを照射します。
必要に応じて包帯を巻いたり、テーピングを施したりします。整骨院や接骨院では基本的にケガ(骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷)に対する施術がおこなわれます。
逆に言うと、慢性的な腰痛や肩こりは健康保険で見ることができません。ぎっくり腰であればケガとみなされるため、健康保険を利用して施術が受けられます。
整体はリラクゼーションに近いの?
慢性腰痛は健康保険の対象外であるため、自費で整体の施術を受ける方も少なくありません。整体といった場合、リラクゼーションをイメージされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一口に整体といっても施術内容はさまざまで、症状の改善を目的としている整体院もあれば、リラクゼーションやマッサージに近い整体院もあります。
腰痛の改善が目的であれば、腰痛専門の整体院を探すのがおすすめです。整体院では骨盤のゆがみや全身のバランスに着目し、腰痛の原因を根本的に取り除く施術がおこなわれます。
整体師は整形外科医や柔道整復師都は異なり、国家資格者ではありません。そのため、施術を受けるのに不安を抱かれる方もいらっしゃることでしょう。
ですが、最近は理学療法士や柔道整復師など、国家資格保持者が整体院を開業するケースも増加傾向にあります。また、国家資格を持たない整体師であっても、柔道整復師以上に勉強熱心な方も多くいます。
実際、整形外科や整骨院・接骨院で改善しなかった腰痛が、整体の施術で改善したというケースもたくさんあります。
症状によって上手に利用しよう!
腰痛には急性のものと慢性のものがあり、急性腰痛を起こした場合、まずは整形外科を受診し、症状の原因をレントゲン検査などで特定する必要があります。
ただ、腰痛の大半は原因不明とされるため、ぎっくり腰を繰り返す場合や、慢性腰痛を持っている場合、かかりつけの整骨院(接骨院)や整体院を作っておくのがおすすめです。
慢性腰痛に関しては保険適用がないため、腰痛を専門とする整体院で見てもらうとよいでしょう。症状によって使い分けることで、つらい症状を早く改善できますよ。
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